[最終36位&R2106 蒼龍対面スタン]
[構築経緯]
シーズンを通して数を伸ばしていた「ミライドン+ハッサム(+水ウーラオス)」と「毒菱+黒バドレックス+カイリュー」の並びに強い動きを持てる軸を考えることにした。そこで「パオジアン+カイリュー+ザシアン」の並びであればそれらの並びに対して有利に立ち回れるのではないかと思い、これをベースに構築を組んだ。
この3体ではあまりにも物理受けポケモン(ヘイラッシャやラウドボーンなど)や物理伝説ポケモン(ザシアンやコライドンなど)に弱いと思ったので、それらのポケモンに対して役割が持てるのに加えて相手の後続にも負荷をかけられる「HB水テラスあくびガチグマ」を採用した。ここまでの4体を構築の軸とした。
ここまでの並びでは黒バドレックスやガチグマ、アーマーガアなどに対しての不安が残るため、「HCチョッキイーユイ」を採用。
最後に「コライドン+ハバタクカミ+ヘイラッシャ」の並びに対して初手で安定する、相手の受けポケモンに対しても圧をかけられるポケモンとして「ジュエル挑発飛行テラスオオニューラ」を採用し、最終日の構築が完成した。
[個体紹介]
①パオジアン
AS振り切り
200水ウーラオスの水流連打耐え
初手置きから詰めまで、試合展開を作るのに本当に強いポケモン。
最終日はたくさん相手を怯ませてくれた。
実は襷剣舞パオジアンを使うのは初めてで、これまで零度しか打って来なかったため今更ながらパオジアンのパワーに驚いた。
友達のいまるーとが真皇杯の関東予選でbest16まで勝ち進んだ時の個体を氷テラスミライドン、鋼テラスディンルー、ノマテラカイリュー、ミラーなどを意識して噛み砕く→聖なる剣に変更して使っていた。
参加にしたいまるーとの記事↓
https://imaroot.hatenablog.com/entry/2024/06/10/185633
よくいるHA
S19に大量発生していたHAカイリュー。もともとゴツゴツメットでの採用だったが、最終日にパンチグローブ水ウーラオスが爆増しその恩恵が少なかったため、スイープ性能を高められるシルクのスカーフで採用した。
シルクのスカーフで採用するメリット:
[パオジアンの聖剣+不意打ち+テラス神速]でH252B4ウーラオスに対して乱数99.6%
[パオジアンの不意打ち+テラス神速]でB4ミライドンに対して確定
→拘りミライドン入りに対しての噛み合いを最小化できる
[テラス神速×2]でB4ウーラオスに対して確定2発
③ザシアン
A:11n
HB:202ザシアンの巨獣斬を2耐え
HD:187ミライドンのテラスイナズマドライブを確定耐え
187カミの眼鏡シャドーボールを89%で2耐え
205ガチグマの大地の力+真空波を確定耐え
236黒バドレックスのC+1アストラルビットを確定耐え
S:最速イーユイ抜き抜き
最強のザシアン。
ザシアンは最速136族抜き以上までSに振った個体が多いが、素早さに振らなくとも必要最低限の素早さラインを維持できるため素早さを削ることで耐久ラインを大幅に伸ばすことができる。
テラスタイプは水ウーラオスの水流連打やアクアジェット/ハッサムのバレットパンチなどの先制技を半減に抑えられる水とした。最終戦から3戦前ぐらいでHP17から水テラスでアクアジェットを耐えた時は感動した。
ザシアン構築ミラーにおいては相手のザシアンをガチグマで一旦流すことでザシアンの一貫を作りやすくなる。
この調整のザシアンを使っていたのはさすがに俺だけなのではないかと思っている。
④ガチグマ
HB:できるだけ高く(B11n)
HD:205ガチグマのブラッドムーン耐え
ザシアン、コライドン、ホウオウなどの物理伝説やパオジアン、ウーラオスなどに対してかなり安定した。
ヘイラッシャと違い、相手の後続に対して負荷をかけることができるのに加えて月の光があるおかげで物理の役割集中を受けても役割が破綻しにくい。
サイクル構築でザシアン構築の相手をする場合、ランドロスやウーラオスなどの物理ポケモンが複数選出されることが多く、初手からガチグマを投げることで無理やりザシアンの一貫を作る動きが強力だった。
物理伝説スタンにいるポケモンの中でも特にイーユイは重くなりやすいので、ガチグマでテラス月の光→悪はならザシアン引きで対応していた。眼鏡炎テラスオーバーヒートにはワンパンされてしまうのだが、全体的に数を減らしていたことから切った立ち回りをしていた。
今期はかなり欠伸ガチグマの個体数は減少していたが、使用感は最高によかった。この構築のMVP。
⑤イーユイ
C:11n
HB:特化カイリューの鉢巻テラス神速を確定耐え
HD:C+2状態の217黒バドレックスのアストラルビットを2耐え
217黒バドレックスの抜群テラバースト+C-1抜群テラバーストを確定耐え
205ガチグマの大地の力+真空波を確定耐え
バークアウトを採用することによって宿木身代わりや壁+悪巧み、耐性テラス+悪巧みにもザシアンやカイリューと合わせて対応できる。瞑想型に関しては、火炎放射×2→テラスオーバーヒートで対面処理ができる。
対黒バドレックス最終兵器。
トリル系のガチグマにも行動補償を持てるので、トリルパにも投げていた。
⑥オオニューラ
A:特化
B:172パオジアンの氷柱落とし耐え 189パオジアンの氷柱落としを50%耐え
S:最速イーユイ抜き抜き、軽技で最速スカーフ黒馬抜き
もともとイバンのみブリジュラスだったのだがコライドンの蜻蛉帰り→ハバタクカミ着地が苦しすぎて最終日朝にオオニューラに変更。
偉いポイント① コライドン+ハバタクカミ軸への初手置き
コライドンの蜻蛉帰り→ハバタクカミ着地の動きに対してアドを取れるようにジュエル猫騙しにしている。相手視点だと襷を考慮する必要があるのでハバタクカミに素引きはできない。
偉いポイント② オオニューラが誘うウーラオスにも打点がある
ジュエル猫騙し+持ち物なしアクロバットでH252B4ウーラオスを確定。
偉いポイント③ オオニューラが誘うカバルドンやグライオン、ヘイラッシャを破壊
飛行テラス挑発で不利対面を覆せる。しかも軽技オオニューラは基本的に抜かれることがないので、後続にも負荷をかけられる。単なる対面処理にとどまらない。
[選出]
vs.ミライドン
パオジアン・カイリュー・ザシアン
→ミライドンがパオジアンよりも遅い場合は剣舞スタート(後攻パラボラチャージのケアとハッサム素引きを剣舞ステラ不意打ちで破壊する)
ミライドンがパオジアンよりも速い場合は不意打ちスタート(カイリューのテラス神速で縛りたい)
vs.黒バドレックス
基本は
パオジアン・カイリュー・ザシアン
明確な受け駒(アーマーガアやキョジオーン、ヘイラッシャなど)が入っている場合は
パオジアン・カイリュー・イーユイ
毒菱を重くみる(回収したい)場合は
パオジアン・オオニューラ・イーユイ
vs.コライドン
オオニューラ・ガチグマ・パオジアン
vs.ザシアン/ネクロズマ
パオジアン・ガチグマ・ザシアン
vs.チョッキホウオウ
ガチグマ・パオジアン・イーユイ
(基本的にガチグマでTODする。)
vs.白バドレックス(宿木orトリル)
ガチグマ・ザシアン・イーユイ
vs.毒菱+ルナアーラ/テラパゴス/ルギア
ザシアン・パオジアン・イーユイ
[重いポケモン、構築]
-受けループ
ほぼ切っている。これまでのシーズンと比べて減少傾向にあったことからピンポイントな対策を入れていない。オオニューラの挑発飛行テラスインファでヘイラッシャが崩せれば勝てる、かもしれない。(最終日0戦のためデータなし)
-拘りミライドン+ステロディンルー
ステロの通りが凄まじく、行動補償を失ってしまうとミライドンを倒すことが難しくなってしまう。(先制技で縛れるような選出にするか草分けザシアンを通すプランで戦っていた)
-ラムのみ電気テラス/身代わり剣舞コライドン
コライドンを基本的にガチグマに丸投げしていたせいで、ラム剣舞や身代わり剣舞コライドンはほぼ切っていた。幸い、最終日に遭遇することはなかった。
-ヘイラッシャ
明確な対策は入れていないのでできるだけ交代を合わせてガチグマと対面させたい。あくびやら地割れやらで場を荒らされてしまうとそこから切り返すのは困難。ミライドンとヘイラッシャが同居する構築が最も厳しい。ザシアン受け出しからのノータイム地割れはどう頑張ってもしんどい。
[最終結果/special thanks]
最終36位 最高最終R2106
ポケモン対戦に本気で取り組むきっかけをくれていつもモチベをくれるリ奴さん
初心者だった俺を2000まで育てくれて、いつも俺の一歩先にいてくれた氷点下さん
真皇杯でモチベを爆上げしてくれたいまるーと、生拳さん、Scarletさん
最終日に通話してくれた最高に部屋汚いやつ、いしづか(160位おめでとう!)
そして、最高のポケモンたち
本当にここまでありがとう。
[終わりに:S20以降のポケモン対戦との向き合い方]
これからも順位保存なしで上を向いてひたすらに成長していくので改めて応援よろしくおねがいします!
来月は2100から潜れるメンタルを持ちたい!!